父への殺人計画の未遂が続く中も、
父の家族に対する肉体的・精神的・性的・経済的な暴力は加速し激化していく
毎日毎日の酒浸りの父は、
働かなくなり経済的にも困窮していく中。
私自身
自分の死に場所を探すことが
日課となっていた。
そして
なぜか
心の中で思っていのは
『この地球に必ず私の片割れがいる!!!!』
学校を抜け出しては
道頓堀のナンパ橋のところにいって
朝から晩まで
片割れ探しをしていた。
もちろん
会えるはずもなく
よく警察官に
補導され
「また君か!!」
何度も何度もお世話になった。
この時あたりから、
お金があれば、家を出れるということが分かり始めてきた。
「お金があれば、家を出れる!!」
母が苦しむ姿とお金が重なりだしていた。
「お金があれば、家を出れる!!」
このころから、金銭観が形成されだす。
そして、お金に支配される事など、
この時は微塵にも思ってもいなかったのである。