中学生に入った頃から
意識を失って泡を吹く痙攣発作が出始める。
様々な病院を転々としながら
癲癇だと診断されたのち精神も病んでいた私は、
母の通っていた精神科へと数年間通うこととなる。
生まれたばかりに熱性痙攣を起こし死にかけ
父から受けていた虐待など
脳内の電気信号の乱れ
脳の収縮などが見られた。
癲癇の発作止めと精神安定剤などの服用を
余儀無くされ
飲み続けることとなる。
幻覚
幻聴
鬱 精神的なものが一気にきた。
意味不明なことを叫んでいたり
目には見えない恐怖にかられ
人を傷つけたり
子供達にも 最初の夫の翼にも悪影響をもたらしていた。
日に日に 薬の量は増えていくばかり
良くなる傾向が見られないことに
疑惑をもち 病院を通うことを辞めた。
病院を行かなくなった後も
発作は絶えることはなかった。
市販の薬を大量に飲み暮らす日々
薬は欠かせないのもとなる。
ある日 薬物を手に入れた私は
人知れないところで 使用しようとしていた。
弟の善輝が何かを感じ取る
「姉ちゃん。今鞄の中にあるものを出して!!!!」
「・・・・何のこと?」
「しらばっくれても俺にはわかる。今すぐ出して」
「見てみ!!!!姉ちゃんの顔を 嘘ついているように見えるか」
「見える!!!!だから出して」
嘘をつけない私はしぶしぶと渡す。
「姉ちゃんだけは 使わないで 俺は使って後悔した人間だかこそ
俺がいる限り 姉ちゃんだけには使わせない」
母が亡くなり
父が他界した3ヵ月後
弟善輝は、25歳の若さで
職場の寮の近くにある橋の下で
首吊り自殺した。
当時の私は
翼と別れたばかりで 一人暮らしをして
産婦人科の看護助手として勤務していた所に
翼から善輝の死の連絡を受けた。
今思うと 弟の善輝はずっと私のことを守り続けてくれた。
それは 死んだ後も変わらなかった。
ようやく私が落ち着いた頃
善輝はよく顔をだしては
『変な虫がつかないように 見張っているから 俺が姉ちゃんを守る』
今は全然出てこなくなった。
安心して転生をしているからだ
転生のサイクルが早くなってきている現代
全てのものたちが移り変わり始めの時。
目覚めてきている人達を多く見られる。
とても嬉しく思う。
今は良い主治医がいてくれているお陰で
精神も安定し
現在の癲癇の発作(言語障害)も良くなり
癌の初期化も安定している。
全ては
私の魂が選んできたシナリオ通り
誰がわるいわけでも
誰のせいでもない
ましては
私自身がわるいわけでもない
全ては必然。
ベストなタイミングで
人
ものとの出会いがあり
ベストな状況 できごとが起こる。
乗り越えられない壁は 自分自身にはこない
自分だからこそ乗り越えられるものしかこない
だからこそ
世界中の人々
一人一人が特別な存在
誰一人として欠けてはならぬ
掛け替えのない存在。
生きていてくれて
ありがとう
生まれてきてくれて
ありがとう
愛と喜びに満ち溢れた世界へようこそ
welcome